川原 直洋(かわはら なおひろ)

 

株式会社山ト小笠原商店 通販部マネジャー

 

苫小牧市出身。

2001年、株式会社山ト小笠原商店に入社。

小笠原商店通販部マネージャー兼EZOBITO編集部員。

現在は、北海道の新しいお土産づくりに奮闘中。

 

『北海道おみやげ研究所』

http://yamato-ogasawarashouten.co.jp/audition.html

 

 

 

 

私は、北海道に生まれ、北海道で育った生粋の道産子だ。今は新千歳空港のお土産屋さんで働いている。

 

本州からいらっしゃったお客様とお話しすると、時々、「北海道はブランドだよね」と言われることがある。お土産の売り場でも、商品の名前に『北海道』って付いているだけで売れるよね、って少し嫌味がましく言われることもあるが、他の都府県の羨望の裏返しなのかもしれない。

 

だからなのか、北海道ブランドにあやかって、本州でつくられたものでも北海道の顔をした商品なんかもある。

お土産とは、読んで字のごとく、本来はその土地で産まれたものであるはずなのだが。

 

そんなブランドと褒められる北海道のことを、北海道の良いところを、私達、道産子はどれくらい知っているだろうか?

毎年降り積もる雪や、街から車で20分も移動すれば触れられる自然が当たりまえにある。

 

あまりに自明すぎることは、暮らしの中で呼吸を意識しないのと同じように、特別恵まれているとは意識しない。当たり前なのだ。

しかし、その意識しないものは、北海道の外の人々にとって大変な魅力があるらしい。

 

北海道に生まれ育ったといっても、北海道について知らないことは山ほどある。むしろ、北海道に魅力を感じている道外・海外の方のほうが北海道に詳しいことも多いのではないだろうか。

 

 

こんな出来事があった。

会社のブログを担当していた頃、仕事で訪れた土地の風景をブログに公表していたのだが、ある日の投稿で摩周湖の写真を掲載した。

濃い群青色。摩周ブルー。私が訪れたそのとき、摩周湖には全く霧がかかっていなかった。ブログの記事に道外のお客様からコメントを頂いた。

 

「霧がかかっていない摩周湖を見ちゃったら、私、結婚できないじゃない!」

 

えっ!そんなジンクスがあるのか!知らなかった…。

 

私の勉強不足といえばそれまでなのだが、後日、気になって調べてみる。

霧のない摩周湖を見ると、結婚できない、出世できないなどのほか、お金持ちが見ると霧がかかっているが、貧乏人が見ると霧が晴れるなんてものまである。

…うーむ、全部私に当てはまっているのだが(笑)。

 

コメントを頂いたお客様は、常連のお客様で大変よくして頂いている。北海道によく旅行に来られて、道産子以上に北海道各地のことに詳しい。

そう、北海道のことが好きなのだ。

 

「之を知る者は、之を好む者に如かず。 之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」だ。

 

その土地に住む人間が、よその土地のひとに自分達の暮らす土地の魅力を教えてもらうなんて恥ずかしい。

 

 

道産子のみなさん、北海道をもっと楽しもう!

私も今から仕事をサボって、北海道を楽しんできます。…えっ、社長、だめ?(笑) 

 

もう一回摩周湖に行ってみよう。霧がかかっているといいのだが。

 

 

 

 

 

 

 

( 絵 / Midori Kambara )

 

 

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