大森由美子(おおもり ゆみこ)

 

大森園株式会社 代表取締役

 

1971年札幌生まれ・札幌在住

北海学園大学経済学部卒業後、日本生命勤務を経て25歳で北海道を離れ、シンガポール航空に転職。国際線客室乗務員として勤務中に日本茶の魅力に目覚める。東京ベースの旅行会社の海外ツアコンを経て2009年に道産子Uターン。祖母が創業した日本茶専門店の3代目。

 

日本茶インストラクター・リーダー。札幌茶商組合理事長。未来を担う子どもたちに日本茶の魅力を知ってもらい、一家団欒、おもてなしの心を育んでもらいたいとの想いで始めた小学生対象日本茶イベント「T-1グランプリ in Sapporo」実行委員。札幌市内の茶商と協同して北海道における日本茶の付加価値を高めるべく、定山渓ダムトンネル日本茶貯蔵実験継続中。
 

日本茶講座やイベント、通訳・翻訳も行う。茶道裏千家お稽古中(助講師)。趣味は釣り(海・渓流)&おやじバンド活動(キーボード担当)。お酒も大好き。

 

北海道・札幌の日本茶専門店 お茶の大森園 www.oomorien.co.jp

フェイスブックページ https://www.facebook.com/ochanooomorien/

札幌茶商組合T-1グランプリin Sapporo  http://t1insapporo.web.fc2.com/

フェイスブックページ https://www.facebook.com/t1insapporo/

 

 

 

 

「ねえユミコ、出身は東京?大阪?名古屋?福岡?広島?」
「札幌。」

「何処?」

「北海道で一番大きな街よ。」

「北海道?」

「日本の一番北にある大きな島。」

「ふーん。(何処それ?)」

今から約20年以上前、生まれ育った北海道を初めて離れ、シンガポール航空に転職しました。現地の訓練所を卒業したての新人客室乗務員の頃、同僚のシンガポール人からフライト中に毎回必ず聞かれたことです。

 

1990年代後半、日本がまだアジアで経済力を誇っていた頃の日本路線は、ドル箱路線でした。日本からのお客様を獲得するため、日本人が各便に2~3人乗務し、日本語のアナウンスや逐次通訳担当、お客様とシンガポール人乗務員とのかけ橋となってきめ細かいサービスや安心感を提供する。それが私たちに求められた仕事でした。

 

シンガポールに住んでいたのは西暦2000年を挟んだ5年間。当時北海道が目的地という

ツアーは少なかったと記憶しています。

 

「北海道はすごくいいところなのよ。日本の中でも特に四季がはっきりしているの。」

「冬は雪が背丈まで積もるし氷点下にもなるけれど、春には雪が溶けて桜が咲き、新緑が芽吹き夏になると外で飲む冷たいビールが美味しいくらいに暑くなって、秋になると山や街の木々が綺麗に紅葉して…。」

「四季折々、海の幸山の幸、季節の美味しいものはね…。」

「新鮮なイカってね、ピンク色じゃないよ。透き通っているの!」

 

と説明しても、北緯1度の赤道直下の常夏の国の住民には、その良さが、情景が、なかなかイメージできないようで伝わりませんでした。当時は。

 

あれから20年、札幌や北海道を知らない人はいないと言えるまでになりました。私はといえば、家業の日本茶専門店を継ぐことになって10年が経ちました。

 

 

さて、年間平均気温が13℃以上ないと育たない「茶の木」は、学名「カメリアシネンシス」といいます。もちろん北海道の気候では育ちません。そこで、私たち北海道の茶商は、道外の茶産地から茶葉を仕入れて販売しています。この10年で強く感じたことは、「茶産地ではない北海道だからといって、決してそれが負け要因ではない。北海道の綺麗な美味しい水に合う良質な茶葉を各産地から厳選し、北海道の美味しい食材にぴったりなお茶を選べるのは、北海道の茶商の仕事。」という誇りでした。

 

そして昨年、運命の出会いが。

 

なんと、北海道のとある場所で、お茶の木が奇跡的に越冬して野生化しているというのです。早速実際にそのお茶の木を見に行き、逞しい生命力を目の当たりにして、そこで新たな大きな夢が生まれました。

 

「北海道産のお茶を作りたい。」

 

遠い昔、開拓時代の北海道は、「無理だ」の連続だったはずです。でも先人は諦めなかった。そのおかげで今の北海道があります。可能性は無限大。今チャレンジできることはこれだ!

 

「北海道産のお茶は美味しいよね!」

 

世界中の人からそう言ってもらえるように、令和元年の今年、初めの一歩を踏み出します。

 

 

 

( 絵 / Midori Kambara )

 

 

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