ロマンスの神様はどの人でしょうか?

 

 

 

私が北海道に引っ越してきて早4年。

大自然への憧れ、豊かな住環境への憧れ。そんな移住理由が上位を占める中、私は「北海道の女性は可愛い子が多いらしい」という、ランキング200位台の理由で越してきたのですが、寒い北海道での絶好調真冬の恋はなかなか実現しないんですよねー。

 

新年に北海道神宮で引いたおみくじにも、「待ち人来ず」と。知ってるよ、と。来たことないよ、待ち人なんて。来られないならこっちからお伺いしますよーって言っても、待ち人は予定さえ合わせてくれない。

 

それに加え、今年は前厄。厄年のレギュレーションをあまり知らない39歳は、お祓いに行くタイミングも逃してしまいまして…。
尿酸値が上がったとか、駐禁で捕まったとか、LINEの返信がつれないとか。厄年側も「それはこっちのせいにされても困りますー」って言いそうなことが続いてはいますが、どうにか移住の理由を実現させ、素敵な北海道ライフにしないといけない訳で。

 

私の一ヶ月のスケジュールの大半は、誰かのアテンドをしているんです。本州からやって来る仕事関係だとか、お友達のお友達だとか、「北海道の美味しいものを食べたい!」って方を、素敵なお店にご案内するというアテンド。丼の上のイクラのようにネット上に溢れ、こぼれ落ちている北海道情報の中から、どれを選べばいいのか皆さんお困りのようで。

 

先日も静岡から出張の方が、「夜ごはん一緒に行きましょう、ジンギスカンを食べてみたい!」と。静岡で生まれ静岡で育った彼女は、今回が初札幌。私はその方の上司が知り合いで、彼女と会うのは初めて。

 

美味しいお店にお連れするのって、結構ポイント高いでしょ?この恋がうまく行くかは、お店選びにかかっている訳ですよ。そう、私は彼女に一目惚れしてしまったんです。

 

物静かな雰囲気の彼女は、ジンギスカンを食べるには少し心配になる清楚なお洋服。普段から少食らしく、小さめのお肉を選んで食べ、お酒を飲まずに烏龍茶を飲み、口数は少なめ。美味しいをニコッと笑顔で表す姿は上品そのもの。

 

そんな彼女も北海道産羊肉のサガリを食べた時には、クリッとしている目を更に大きくさせ、彼女にとっては大きめの声で「おかわり!」と。

 

SAGARI NO OKAWARIをしたいと。
ターリナイ、ターリナイと。
サガリがターリナイと。

 

 

少食の彼女が“サガオカ”するなんて!お店もお肉も高評価ならば、私の評価も高評価なはず!

 

彼女が帰ったあと、何度か「どうも~」とLINEをしているのですが、隙のある返信はなかなか返って来ず、つれない感じなんですよねー。あれだけ満足していたのにー。そりゃ前厄のせいにもしたくなります。少なくとも、私のことは嫌いになってもー、北海道のことは~、嫌いになっていないはず。北海道産の羊の美味しさは、静岡でみんなに話しているはず。

 

そんな感じの楽しい北海道ライフはもう4年目。美味しいご飯屋さんはいっぱい見つけましたが、素敵な出会いはまだ見つかる様子もありません。
ほんとロマンスの神様どの人でしょうか?

 

 

 

 

( 絵 / Midori Kambara )

 

 

 

 

阿野 洋介(あの ようすけ)

 

合同会社肉ソン大統領 代表

 

1978年、長崎県五島列島生まれ。
「肉ソン大統領」「Hokkaidot」というブランドを立ち上げ、いろんな商品を作っています。AIR-G'(FM北海道)「EZOCLUB RADIO」パーソナリティ。今回のコラムと同じようなことをしゃべっています。

http://nikuson.theshop.jp/

http://hokkaidot.theshop.jp/

 

 

 

 

 

 

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