「なんもないしょ」を「ないことの強み」へ

 

 

 東京在住の人が、旭川空港から市街へ向かう車内でこう叫びました。

 

「なにこの景色、すごい!」

 

運転していた旭川在住の人が言いました。

 

「なんもないしょ~。なにがすごいの?」

 

だだっ広い雪原を見て、道外の人は感動し、道内の人は何もなくて申し訳ないと思う。

 

このやり取りを見て、「自分の強みは自分が一番気づいていない」ということを改めて認識しました。特に「ないことの強み」というのは気づきにくい。

 

私自身、北海道を出て東京で暮らし始めてから初めて気づいた「ないことの強み」がたくさんあります。

 

パッと思いつくだけでも、北海道には、

 

・梅雨がない

・台風こない

・地震少ない

・高温多湿すぎる夏がない

・ゴキブリいない

・スギ花粉ない

・満員電車に乗る必要がない

・冬の居間の寒さがない

 

などなど、東京の人が「え? ないの!? うらやましすぎる!」と思う強みだらけです。

 

「自然があるよ」というのは、どこの県でも同じことを言えます。でも、「梅雨がないよ」というのは北海道くらいしか言えません。

 

「なんもないしょ」を「ないことの強み」に変換させていくことができると、北海道の魅力はさらに伝わりやすくなるかもしれません。

 

 

(イラスト / Midori Kambara )

 

 

 

 

仲山進也(なかやま しんや)
 

楽天株式会社 楽天大学学長

 仲山考材株式会社 代表取締役

 

1973 年北海道生まれ。慶応義塾大学法学部法律学科卒業。シャープ株式会社を経て、1999 年に社員約 20 名の楽天株式会社へ移籍。2000 年に「楽天大学」 を設立、楽天市場出店者 39,000 社をはじめ、全国の中小企業の成長パートナーとして活動中。

 

チームビルディングファシリテーターの長尾彰氏と共同開発した「楽天大学チームビルディングプログラム」は、ネット/リアルを問わず、企業経営に劇的な進化を生み出すとの定評があり、2012年12月現在、第12期まで開催されている。

 

2004年、Jリーグ「ヴィッセル神戸」の経営に参画。

 

2007年に楽天で唯一のフェロー風正社員となり、2008年には仲山考材株式会社を設立。広く「人とチームの成長法則」の伝道に注力している。

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