

中西 陸(なかにし りく)
株式会社 雅楽 常務取締役
株式会社 GARAKU RETAIL 代表取締役社長
1988年生まれ
帯広市出身 札幌市在住
趣味は釣り、アウトドア
大学を卒業後、飲食業界で生きていくと決意、居酒屋などの調理を経験し、24歳でスープカレーガラク入社
私は、帯広市出身ということもあり、小さい頃から近所の川でウグイを釣ったり、ザリガニを捕まえたりして遊んでいた。
自然の中での遊びを良くしていたためか、大人になった今でも自然の中にいることが大好きである。
ちなみに趣味は釣りで、特に晩夏から晩秋にかけて北海道の海で楽しめる鮭釣りを毎年楽しみにしている。
初秋、産卵のため3~4年北太平洋を回遊した北海道の鮭は、自分の生まれた川に遡上し、身も大変美味で雌の鮭はイクラを持っており、北海道の代表的な秋の味覚である。
北海道では秋の味覚である鮭を「秋味(あきあじ)」と呼んでいる。
釣りはスポーツであるが、個人的にはファイト(狩り)の要素も強く、最後まで見えない結果、達成感を得るために行っていると言っても過言ではない。
海と山が広がる大自然の中、群れを探し、キャスト(ルアーを飛ばす)し続ける。秋味との豪快なファイトは、北海道中、北海道外からもそのファイトを楽しみにしているアングラー、釣り好きも沢山いるほどだ。
私は現在スープカレーという札幌発祥のグルメに可能性を感じ、その自分の仕事に非常に魅力を感じている。
何故魅力を感じているかと言うと、日々ファイトだからである!
目的のターゲットを釣るため、考え、実践する。
試行錯誤を繰り返し、釣れない日のほうが多い中、釣れた時の喜びは無上の達成感となる。
構造が釣りと同じなのである。
結果がついてきた時初めて釣りの楽しさに気づく。これはスパイス同様中毒性がある。
弊社ガラクのスープは「コク旨」、「秘伝スパイス」、「和風ダシ」の融合がコンセプトになっており、中でも和風ダシが特徴的なスープカレーになっている。
作り方も手間ひまをかけており、鶏ガラ、ゲンコツ、たっぷりの香味野菜をベースに、丸一日かけて炊き上げたスープに丁寧に和風ダシを融合させ、21種類のスパイスを使用し至高の一杯を目指し、日々奮闘している。

私の目標は二つあり、一つは「ガラクが世界一のスープカレー屋になること」と、二つ目は「北海道に貢献すること」である。
一つ目の目標では世界一の定義は様々あるだろうが、私は「記憶に残る」という部分と「スパイスで世界とファミリーを元気に!!」にという部分で一番を本気で目指している。
後者のファミリーの概念は、理念ではお客様やお世話になっている方々全般を指すが、ここでは主に従業員向けに北海道で一番働き甲斐のある企業を目指すと定義したいと考える。
二つ目の目標は北海道の価値を最大限に高める事である。
北海道にはまだまだ、眠っている良い食材も豊富で、魅力的な街も多い。
昨年立ち上げた「株式会社 ガラクリテール」は主に自社商品の販売をメインにし、本質的な地方創生ができて、かつ北海道に貢献することをコンセプトに取り組んでいる。
第一弾商品がお土産用の「札幌スープカレーチキン」であり、こちらも一から商品開発し、関わって頂いた方々のおかげで、店舗の味により近く、クオリティーの高い商品を作ることができた。
今後もスパイスとの掛け算と、北海道の食材を使い、お客様に喜んで頂ける商品開発に真剣に取り組んでいきたいと考える。
題名になっている「スパイスで世界とファミリーを元気に!!」は会社の理念であり、私自身の方向性でもある。
若輩者ではあるが、たくさんのお客様、ガラクに関わる方々を元気にしていきたい!
札幌発祥のスープカレーをもっと盛り上げ、世界中の人に知ってもらいたい、食べて頂きたい。
志高く、未来にチャレンジする。
自然豊かで、食も豊富な北海道。
そんな北海道を盛り上げていく現代の志士でありたい。
( 絵 / Midori Kambara )