アクティブな女性たちの街・サッポロ


福崎里美(ふくさき さとみ)

さっぽろコミュニケーションマガジン poroco(ポロコ)編集長

旭川出身。幼少期の数年間を熊本で過ごし、旭川、小樽、そして札幌へ。

(株)リクルート北海道支社でフリーペーパーの営業職ののち、porocoを発行する出版社(現在は株式会社えんれいしゃ)へ入社、2014年より現職。porocoのほかに「札幌の美食店」「札幌café本」「ランチパスポート札幌」なども発行。

美味しい情報を発信して地域活性化に貢献したい!札幌の女性が活き活きと活躍する手伝いがしたい!と日々奮闘中。






そこそこ“都会”、そこそこ”田舎”である札幌は、「東京でいま流行ってる」が少し時差があって上陸しやすい場所。

北海道の人口の約4割が集中している札幌は、多くの情報を入手できるため、消費者は「ほかの大都市と同じサービス、商品」を享受できることを期待し、サービス提供者はビジネスとして次々に新しい展開に着手する。さらに開拓精神が強い道民性が関係しているのか?「新しいモノに飛びつきやすく、すぐに飽きやすい」と言われる札幌っ子気質が出来上がった。

カフェブーム、女子会ブーム、肉ブーム、パンケーキにクラフトビール、最近はパクチーやレトロブームなんかもあり、東京の約1年後にはやっぱり流行っている。かくいう私も、旭川生まれ、幼少期は熊本育ちだが、人生のほとんどを札幌で過ごしている「札幌っ子」の一人だ。「流行ものは一度試さないと気が済まない(だけど一度試したら満足)」という気質をしっかり持っている。

一方、「〆パフェ」「スープカレー」「ラム肉」といった札幌発信でじわじわと全国に広まったものや、「ブーム」をふまえつつ独自の魅力を放つ店もある。

ここで前提となるのは、札幌っ子こそ、一番好きなのは「札幌」や「北海道」であり、「北海道産」というワードに弱いということだ。特に札幌は「北海道の良さ」を伝えるための良質な北海道素材・資源を入手しやすく、提供できるということもある。流行を受け止めるにしても発信するにしても、「北海道」をきちんと自身の目線で消化し進化できている店は、注目され、人気を集め、定着していく。なおかつ、「流行を発信する」ポテンシャルや意欲のある発信者が多くいること、敏感なアンテナを持ち行動力のある消費者が多いのも、“都市”としての札幌ならではだろう。

私がつくっている札幌の情報誌「poroco(ポロコ)」の読者は女性が中心だが、その行動力には常に感心させられる。それでいて札幌の女性は、男性より優秀で(あくまでも私個人の意見であり、優秀な男性のみなさま、ごめんなさい!)、容姿もかわいい(キレイ)人が多いように思う。「男性の後ろをついていく」というよりも、肩を並べて一緒に歩いていくイメージ。流行のお店にしても、男性に連れて行ってもらうのではなく、行きたいところは女性が選ぶ。そんな女性たちにこそ「poroco」を読んでもらいたいし、結果、女性が多いところには自然と男性も集まる。

いま、札幌を去り、あえて地方に出ていくシェフもいる。多くは「より状態の良い北海道食材や環境を求めて」という理由だ。こうなると札幌のグルメ事情はどうなっていくのか?とも思うが、やっぱり“都市”の便利さは圧倒的。札幌と道内の都市が切磋琢磨し全体が活気づくなら、ますます北海道が魅力的になっていくことだろう。

“北海道”と名づけられてからの歴史(同時に札幌の歴史も)はわずか150年。アクティブで魅力的で自由な女性たち、札幌や北海道が大好きな消費者やサービス提供者、そこに豊かな北海道素材が相まって、ちょっとした「流行」を繰り返しつつ「開拓」が進むことを期待し、私もそのための発信者でいたいと思う。

※poroco(ポロコ)とは 札幌の街をアクティブに楽しむための生活情報誌。グルメを中心に、ショッピング、イベントなどの札幌の最新情報を紹介。 http://www.poroco.co.jp/

( 絵 / Midori Kambara )

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