『きたみあずき屋』ブランド立ち上げにかけた思い


渡辺主人(わたなべ もんど)

株式会社清月 代表取締役

昭和45年3月10日北見市生まれ(現在47歳)

昭和63年北海道北見北斗高等学校卒業

平成5年日本大学経済学部経済学科国際コース卒業

平成5年株式会社第一紙行入社

平成8年同社退社

平成8年株式会社清月入社

平成24年代表取締役に就任

現在に至る

その他

平成8年チーズケーキ「赤いサイロ」発売。

平成11年「赤いサイロ」がJALのスーパーシート茶菓に採用される

平成20年新感覚スイーツ「バウムラスク」が発売される(製法特許取得)。

平成23年「赤いサイロ」が人気番組「シルシルミシル」のお菓子―1グランプリで優勝する。

平成23年「バウムラスク」が地方発明表彰で北海道知事賞を受賞する。

平成27年6月1日に創業80周年を記念した新ブランド「きたみあずき屋」を立ち上げる。

平成27年9月8日株式会社清月が創業80周年を迎えました。

平成29年4月1日飲む羊羹ICHIZU発売開始。




私が現在代表を務める『株式会社清月』は、昭和10年創業の北見の菓子製造販売会社です。祖父が創業し、平成24年に父から社長職を引き継ぎました。現会長である父と私は、当社が祖父の代から80年もの間、お菓子屋一筋で生業を続けることができたのは、「地元北見のお客様のおかげである」と常々感じておりました。

平成27年9月に創業80周年を迎えるにあたり、地元北見に何か恩返しできないか。当社の創業銘菓は薄荷羊羹(はっかようかん)であり、羊羹の主原料は小豆。ならば北見の小豆ってどうなんだろう…。しかし北見産の小豆を使ったお菓子なんて聞いたことがないので、作られる小豆の量は微々たるものなのか…と考えを巡らせておりました。

ところが、『JAきたみらい』さんに話を聞くと、何と北見圏内に約100戸もの生産農家さんがおられるとのこと。さらには年間500tもの収量があると聞き、大変驚きました。これだけの収量がありながら「北見産の小豆を使った…」と銘打ったお菓子がこれまで存在しなかったのです。

そこで、地元北見の小豆を使ったお菓子がこの世の中に無いのであれば、自分たちが一番最初に作りたいと考えたのです。

早速、『JAきたみらい』さんに小豆のサンプルをいただき、当社の工場で職人に実際に餡を作ってもらうことにしました。すると餡を試作した職人から「とてもレベルの高い餡ができました」という、少し興奮気味の連絡が私の耳に届いたのです。もし餡の品質が悪ければ、いくら地元産であっても製品化はしないと決めておりましたので、職人からの電話は私自身大変嬉しくもあり、北見小豆の可能性、そして未来を感じた瞬間でもありました。

『きたみあずき屋』というブランド名は、北見の小豆に特化した商品構成にしたいという思いから、従来の『清月ブランド』とは一線を画したほうが良いのではないかと考えました。そして2015年の6月1日に新商品5種類の商品を販売開始することでスタートしました。現在は9種類まで増えております。そして今年の4月には、全く新しい試みとして『飲む羊羹ICHIZU』を開発し、多くの反響をいただきました。

小豆といえば、誰もが思いつくのが十勝です。十勝産の小豆は大変素晴らしく、収量はもとより品質においても誰もが認めるところであります。当社でも従来品は北海道産、主に十勝産の小豆を使用しております。

しかし、当社の地元北見でも実は質の高い小豆が生産され、さらに食べて美味しいお菓子があるということを、一人でも多くの方に知っていただきたいという思いがあります。当社では、『きたみあずき屋』ブランドを立ち上げることでオホーツク北見小豆の美味しさを伝えたい、北見小豆の可能性に挑戦したいと考えております。

おかげさまで、発売以降多くの皆さんからご評価いただいております。まず、「北見で小豆が作られていることを初めて知った」、「北見の小豆ってこんなに美味しいんだ」、「小豆といえば十勝だけど北見の小豆も負けていない」等々私たちにとっては嬉しい反応を多く頂いております。

また今後の展開については、地元のお客様に北見の小豆の美味しさを感じていただくことが全てのスタートであり、北見のお客様に多くご利用いただくことで、少しずつ裾野を広げていきたいと考えております。

今現在、北見小豆の知名度は残念ながら低いといわざるを得ません。このことをチャンスと捉えるかピンチと捉えるか。当社ではこれを一つの大きな大きなチャンスと捉え、さらに大きな夢を描き、『きたみあずき屋』をいずれは全国にも通用するようなブランドに育てたいと考えております。

( 絵 / Midori Kambara )

#赤いサイロ #株式会社清月 #飲む羊羹ICHIZU

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