鉄道は北海道活性化の起爆剤にできる!



鉄道乗蔵(てつどうのるぞう)


ブロガー・ツイッタラー


北海道内在住。

2017年より同名義で鉄道に関連したブログ記事とツイッターによる情報発信を開始。

2018年12月に計画に携わったツイッターフォロワーによる日本列島縦断鉄道ノートリレー企画「#フォロワーでつなぐ鉄のみち」で、毎日新聞や読売新聞など多数のメディアに取り上げられる。

これまで数多くの鉄道路線に乗車。日本国内のJR路線については残り4路線で完乗達成。


twitter: 鉄道蔵@noruzo_tetsudo

blog: http://www.noruzo-tetsudo.site






私は、物心がついた時からの鉄道好きで、これまで日本各地の数多くの鉄道路線に乗車をしてきた。


大学時代には、鉄道で日本国内の47都道府県全てを訪問し、数分間隔で長編成の通勤電車がひっきりなしに行き交う大都市の通勤路線から、1両編成のディーゼル車が日に数本しか走らないような山間部のローカル路線まで様々な鉄道路線に乗車をし日本国内各地の鉄道の魅力を肌で感じ取ってきた。


例えば、首都圏を代表する大都市圏の鉄道は、JR路線をはじめ私鉄各線や地下鉄各線での相互乗り入れが活発で、1つの路線でも様々な鉄道会社の車両を見ることができることが魅力的であるし、山間部のローカル線では、線路は道路と比較してガードレールなどの障害物が少ないことから、車窓から渓谷などの風景への見通しがよく、そうした景色を眺めながらその地域にゆかりのある駅弁などを味わうことなども大きな魅力である。


ことローカル線の話題に関しては、北海道内では沿線の過疎化と利用客数の減少から路線の廃止について議論されがちであるが、鉄道自体を観光資源と位置づけ、沿線外から鉄道への乗車を目的とした観光客の誘致を図り、万年の赤字経営を脱却し黒字化を達成した路線も目にしてきた。


千葉県の第三セクター鉄道であるいすみ鉄道は、ターゲットとするべき客層を鉄道ファンに絞り、JR西日本管内の大糸線で廃車になろうとしていた国鉄型の中古のディーゼル車を購入。この車両を鉄道ファン向けの観光車両としていすみ鉄道の目玉として売り出したところ、全国各地から主に鉄道ファン層を中心とした観光客が殺到。いすみ鉄道は見事に黒字化を果たしたのである。


鉄道の利用客を考える際には、大抵の場合は路線の沿線住民の足という考え方が先行しがちであるが、鉄道路線自体を観光資源と捉えることが出来るのであれば、集客の対象は日本全国、さらにインバウンド客へも広げることができ、利用促進のための可能性は大きく広げることが出来る。


さらに、日本国内の鉄道ファン層の人数はライトな層までを含めると100万人とも200万人とも言われており、こうした層を対象とした鉄道サービスを打ち出すことが出来れば、北海道の鉄道もまだまだ復活の余地は大きい。


こうしたことから、現状でお金をかけずに鉄道ファン向けのサービスを導入しようとすれば、現在の北海道内で活躍している国鉄型ディーゼル車であるキハ40形やキハ54形を使用したリバイバル快速マリンライナー号などの企画でも打ち出し方次第によっては十分に全国各地からの集客が可能であり、工夫次第によっては地元特産品等の物販促進とも結びつけることで地域経済への波及も可能となるであろう。



国鉄型ディーゼル車のキハ40形についてはJR東日本管内では新型電気式ディーゼル車のGV-E400形の導入で、JR北海道管内でもH100形の導入で今後急速に置き換えが進むことが予想されることから、車両自体が今後どんどん希少化し蒸気機関車のような観光資源とすることも不可能ではない。


2030年の北海道新幹線の札幌延伸に関して、小樽~倶知安~長万部~函館間の並行在来線の扱いについて、今後、存廃を含め議論が高まることが予測されるが、新幹線の経済効果を沿線地域に波及させるためには在来線の観光資源化が必須であり、九州新幹線や北陸新幹線の開業時には新幹線と連携を取った観光列車の導入により大きな効果を上げた。


北海道の魅力は、景色の雄大さや美味しい食など日本の他地域にはない観光のポテンシャルを秘めていることであり、観光を軸にした北海道の地域経済の活性化を本気で考えるのであれば、こうした北海道のポテンシャルと鉄道ならではの楽しみ方を組み合わせた魅力的な観光コンテンツの開発が必要不可欠だ。



( 絵 / Midori Kambara )



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