道草食いつつ




佐藤みずき(さとう みずき)


野あそびガイドみちくさ 代表

トレッキング、渓流釣り、キャンプガイド

みちくさHP https://www.outdoor-guide.jp/


苫小牧市出身

山好きの両親の元で物心つく前から山登りをしていて、気づけば山が仕事場に。

気軽な低山トレッキングから大雪山の縦走登山までの山岳ガイドと、釣り人通わぬ源流域にて野宿をしながら釣り歩く渓流釣りガイドを中心に、春や秋は山菜・キノコを採りつつ焚火を囲むキャンプツアーも展開中。

北海道の生活に根付いたアウトドア体験を発信したい。



私の住む札幌には何でもある。

200万人が暮らす大都市がゆえに、お店も食事も娯楽もある。


その一方、車で1時間も走ればハイキング程度の山から本格的な山もあるし、日本海も太平洋もあるし、湖があれば川もある。


そこでは登山はもちろん、カヌーにラフティング、釣りや乗馬など、ありとあらゆるアウトドアアクティビティが揃っていて、「今日は天気がよさそうだから」と朝起きてから予定を立てても素晴らしい景色と特別な体験を楽しむことができる。



さて、そんな贅沢な環境にある私たちは、ともすれば身近にあるがゆえにその「北海道の豊かな自然」を忘れがちになる。


そんな時にはふと足元を見てみたい。

そこには四季折々の自然の恵みが見つけてもらうのを待っているはずだ。


春一番、雪解け直後には「ギョウジャニンニク」が顔を出す。

その後にはニリンソウ、モミジガサ、ウド、タラの芽、タケノコ…季節を追うごとに旬の山菜を見ることができる。




ギョウジャニンニクと言えば、山菜を採れる、イワナが釣れることを見越して、持っていく食料は「米・味噌・醤油」だけ。2泊3日、食料現地調達の世界遺産知床岬海岸トレッキングを行ったことがあった。


ギョウジャニンニクさえ採れれば、味も栄養もぜんぶ賄えるし、炒めても、お浸しでも、汁の実でも、料理の幅は広いから。


けれど春の遅いその年は、ギョウジャニンニクを採ることができず、急きょ予定地ではない場所で泊まったものだからイワナを釣ることができず、辛うじて出ていたイラクサのお浸しをおかずに、干潮だったから磯で採れたフノリの味噌汁だけで食事を済ませたことがあったっけ。



そんな失敗はさておき、例えばトレッキングの帰り道、一握りのお土産を手に帰宅して夕食を彩ると、その日の体験がより一層思い出深いものになるはずだ。



もちろん北海道に、札幌に限らず皆さんの身の回りにおいてもそうでしょう。

道草を探していつものアウトドアをもうちょっとだけ自然に近づけてみませんか?

( 絵 / Midori Kambara )


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