夢のスクープ誕生秘話



下司義之(しもつかさ よしゆき)


株式会社伝平さんの畑 代表取締役


誕生: 1960年9月5日(60歳)北海道厚真町生まれ(5代目)

家族:妻1人 娘1人 息子2人 孫1人

職歴: S 59年~H19年 厚真町商工会

    H19年~ 町議会議員               

   個人事業主(飲食業)                

   共同経営(農産物卸売業)

   R2年5月29日~ 株式会社伝平さんの畑 代表取役

趣味:まちおこし・まちづくり

   学生時代は野球。ポジションはキャッチャー。      

   大人になってからは、吹奏楽演奏を少々、パートはチューバ

 





畑で完熟するまで育てられた厚真町産メークインを、沼の氷を使った氷室で熟成させ、最高糖度12度というさつまいものように黄色味を帯びたねっとりした芋を「氷室熟成あつまいも」と名付けた。


11年前の5月、私は家の前で芋を箱詰めしていた。

町長選挙の準備で家の前を通りかかった宮坂氏が季節外れの芋の箱詰め作業を不思議に思い、歩みが止まった。それが「氷室熟成あつまいも」が誕生するきっかけとなった。


冷蔵庫が普及する前、厚真町では沼の氷を切り出し、室に積み夏の食品保管に活用していた。

2017年、町でJAに5億円を補助し本格的な氷室が完成したが、北海道胆振東部地震で一部破損し修繕が必要となった。2020年に本格運用となり、現在販売している「氷室熟成 夢のスクープ」はその時の芋を原料として作られた、記念すべきカップケーキである。





ブランド力が弱い厚真町産メークインは、他産地の出来がいい時は10㎏100円に暴落する。私は厚真町産メークインをブランド化し、価格を安定させたいと強く思うようになった。

それにはどうしたらいいのか。


まず、厚真町産メークインを「あつまいも」と名付け、収穫したばかりのメークインを「新鮮あつまいも」氷室で熟成させたメークインを「熟成あつまいも」と呼ぶことにした。

それだけでは知名度は上がらない。


次に考えたのが「熟成あつまいも」を使ったお菓子を開発し、「あつまいも」そのものの知名度アップにつなげることだ。


「氷室熟成あつまいも 夢のスクープ」誕生。


お菓子を開発することについてずぶの素人である私は、まず産学地域協働推進機構のセミナーに参加し、そこをきっかけとして今のプロジェクトが誕生した。

2020年5月お菓子作りのために「株式会社伝平さんの畑」を設立した。奇しくも、後に町長となった宮坂氏が家の前で足を止めたのと同じ5月である。


まずはタルトのようなカップケーキを作ることに決めた。

次に製造メーカーと餡製造メーカーが決まったが、肝心の芋の加工が問題となった。

結局、「熟成あつまいも」を真狩村で洗浄・皮むき・カット・スチームをかけ冷凍、その冷凍芋を苫小牧の冷凍倉庫で保管することにした。その冷凍カット芋を原料とする餡を作り、お菓子製造メーカーでカップケーキにする。





お菓子の開発はなかなか思うような結果にならない。

芋だけで作るとケーキのようにふっくらとふくらまずへこんだお菓子ができた。芋の原料に白いんげん豆を加えることでふっくらとしたケーキができあがる。北海道産バターで風味を良くした。


「氷室熟成あつまいも 夢のスクープ」と名付けた。スクープ(scoop)とは、スプーンですくうという意味である。

震災を経験しスプーンですくうほどの小さな幸せも大切にしたい、という気持ちに夢を乗せた。


厚真町民からは、「町内のお菓子ができてよかった、お土産に最適」「おいしい」と大変好評で販売即日完売の売れ行きである。


現在は、海外にも視野を広げると共に、第2弾目のお菓子を開発中である。





( 絵 / Midori Kambara )



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