北海道の木の匂いと記憶について




白鳥 孝(しらとり たかし)


株式会社カンディハウス 道央支店マネージャー


1969年 札幌生まれ

1990年 小樽商科大学短期大学部卒

 ㈱カンディハウス入社

その後 1年間旭川本社工場勤務後 営業職として東京・札幌勤務

2003年より 小樽市銭函在住






私は、旭川の家具メーカー、カンディハウスの営業をしております。

約30年前、私は小樽商大短期大学部(夜学)に車で札幌~銭函経由~小樽に毎日通いました。小樽からの帰り道、銭函付近の木の匂い、海が月あかりで煌々と光っている光景と潮の香りが癒しになっていました。


その後、就活の時に見た新聞にカンディハウス(旧社名インテリアセンター)の求人広告を見て何か他の会社とは違う匂いを感じ、「木」の家具を作る会社に入りました。


思えば、幼少から住んでいた札幌市北5条東3丁目には大場木材があり丸太を積んだ土場が遊び場で、今でも「木」の丸太のにおいが遠い記憶を呼び起こします。


就職してからカンディハウスの本社工場に配属になり、毎日木の匂いを嗅ぎながら工場で働き、木の名前や椅子の構造、デザインを覚えました。


その後 営業職で東京に住むことになり、中野の下町に住みましたが、やはり木が恋しく

なり、西国分寺の森に囲まれた場所に住みました。

結婚を機に札幌に赴任になり、最初は街中に住みましたが、ふと大学時代の木と海の潮の匂いの記憶が蘇り、18年前から銭函に住むようになりました。


カンディハウスの創業者・長良 實さんは、ドイツでの家具職人修業時代に旅したオランダの港で見た木の丸太から懐かしい匂いを感じ取り、よく見ると「OTARU」と書かれていたのをきっかけに、良質のナラ材がある大雪山の麓・北海道旭川でデザインの良い家具を作る決心をしたとの逸話があります。


木の匂いの記憶は様々な動機につながることだと思います。

私の住む銭函の海岸には自然の生態系として非常に価値のある柏林があります。私は150年前に見たといわれる柏の葉を角につけた神聖な「柏鹿」の物語を作り、地元で語りながら貴重な銭函の柏林を保全するきっかけになればと思っています。


また10年前にZENICUBEという木の座れるCUBEベンチをデザインし地元の学生に製作しました。ZにもNにも見える形で「ZEROからNEWへ!」縁起の椅子として今ではJR銭函駅の待合の椅子として使われています。

その後、様々な土地や出来事に由来するCUBEデザインを毎年考えてまいりましたが、2020年は「木」をテーマにしたCUBEデザインを10/10・11に個展で発表します。


人間の生活には欠かせない「木」考える機会になればと思っています。是非 縁「木」でいらしてください。





白鳥 孝 CUBE個展

ZENICUBE~KIGATA 木林森

開催日 2020.1010(土)11(日)

時 間 10:00~18:00

場所 TOWER ViSiONS authentic hut

https://www.towervisions.rocks/gallery-studio

住所 札幌市中央区南12条西20丁目2-22

( 絵 / Midori Kambara )

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